日本では限られた数しかない自家焙煎ピスタチオのジェラート。イタリアでは人気ですが、日本で美味しいピスタチオのジェラートを食べたいと思ったら、どのように探したら良いでしょうか?
イタリア人も大好きなピスタチオのジェラートの作り方は、2種類ある
ピスタチオのジェラートの作り方は、大きく分けて2種類あります。一つは、ピスタチオの生豆を仕入れてお店で自家焙煎する方法、もう一つは、ペースト状にできあがったものを仕入れて、ジェラートに混ぜる方法です。

ピスタチオの生豆

ピスタチオのペースト
お店で焙煎すると手間がかかる上、味は焙煎によって微妙に毎回変わるため、熟練した腕が必要です。よって日本のほとんどのジェラート店は、ピスタチオはペーストで仕入れて作っています。
でもこれは例えるなら、美味しいパスタを食べに専門料理店にいってパスタを食べたが、実はアルバイトの人がレトルトのパスタソースを使って作られていた、というような残念感。
では、自家焙煎したピスタチオのジェラートとペーストで作ったピスタチオのジェラートはどのあたりが違うのでしょうか?
自家焙煎すると新鮮な風味をそのままジェラートにすることができる
お店で自家焙煎すると何が違うかというと、焙煎したてのピスタチオの新鮮な風味、香りをそのままジェラートに閉じ込めることができるということです。
アイスに鮮度?と思われる方もいるかもしれませんが、添加物の入っていない美味しいジェラートは、出来立てからどんどん味や風味は落ちていきます。
自家焙煎したピスタチオはペーストに比べて、鮮度よく食材の風味を活かせるということが違います。
焙煎によって味を複雑に変えることができる
コーヒー好きの方は焙煎の度合いを選んで味わう方もいらっしゃいます。
コーヒーの場合、浅く焙煎すると酸味が、深く焙煎すると苦みが増すと言いますね。だいたい8段階くらい焙煎の度合いがあります。
ピスタチオの焙煎も浅く焙煎するか深く焙煎するかで味が変わってきます。
そのお店で用意するピスタチオのジェラートに合わせて、お店で細かく調整できるので、断然自家焙煎の方が味の広がりが違います。
イタリアのお店で公開しているピスタチオのジェラートの作り方のYouTubeの動画を見てみましょう。
ジェラートの本場イタリアのお店では、コンビニと同じくらいの数のジェラート店がひしめいていますので、イタリア人はジェラートの味の違いには当然敏感です。
説明がイタリア語で書いてあるのでちょっと解説すると―

まず、これがピスタチオの生豆を焙煎したものです。緑色のピスタチオですが、茶色い焦げ目が少しついたくらいまで焙煎していますね。

その後機械に通してこんな形状に加工しています。

その後いろいろと材料を混ぜて、ジェラート製造機から出てきたこれが自家焙煎したピスタチオのジェラートです。
ピスタチオのジェラートは緑色じゃない
ピスタチオを焙煎して、そのまま作ったジェラートは、日本でよく見るメロン色のような緑ではありません。緑色はピスタチオのイメージと着色がなせるわざです。ピスタチオの本物の味をそのまま味わうには、緑色でないピスタチオを選びましょう。
自家焙煎した本物のピスタチオを味わうと、それまで食べていたピスタチオのジェラートのイメージが覆ります。
本当に美味しいジェラートを食べるには、ピスタチオを自家焙煎し、緑色でないピスタチオのジェラートを出す店を選ぶべし!
ピスタチオを自家焙煎しているお店はこちら
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